平たん性試験においてマンホールや横断側溝等があった場合、結果の数値が悪くなる。

この取り扱いはどうしているのか。

舗装調査・試験法便覧[1]150ページに「平たん性測定の障害となるマンホール等の部分のデータは除外する」との記載があります。

このため、現在は除外して報告させていただいているのが一般的と考えます。

排水性舗装路面において空隙に土等が入り空隙詰まりを起こした場合、強度的な懸念はあるのか。

空隙詰まりが直接の原因となって破壊を引き起こすとは考えづらいのではないかと考えます。

ただし、施工から空隙詰まりを起こすまでの期間、供用されていたわけですから、交通加重等による強度の低下は起きえていると考えます。

ソックスレー抽出試験とは、具体的に何を試験しているのか。

舗装調査・試験法便覧[4]238ページに「アスファルト混合物からアスファルトを抽出してその含有量を測定する。また、抽出した骨材をふるい分けてその合成粒度を調べる。」との記載があります。

共通工事仕様書中での混合物のAs量抽出粒度分析試験に該当します。

アブソン蒸留回収試験とは、具体的に何を試験しているのか。

舗装調査・試験法便覧[4]256ページに「アスファルト混合物から溶剤を用いてアスファルトを抽出し、さらにそのアスファルト溶液より溶剤を除去し、性状を変化させずにアスファルトを回収する。」との記載があります。

この性状を変化させずに回収というところに本試験の意味があります。性状を変化させずに回収されたアスファルトを、針入度試験や軟化点試験に代表される、物性試験に供することになります。

つまり、アスファルトの物性試験の前処理段階とお考えいただければよろしいかと考えます。

マーシャル試験において供試体への外力は円をつぶすような方向でかけている。この様な方向で荷重をかける意味は。

マーシャル安定度試験は米国のB.Marshallにより考案され昭和36年に日本に入ってきました。

ご承知のとおり、アスファルト混合物は、温度や交通加重の外的要因により、高温において流動したり、波状の変形を起こしやすい舗装材と言えます。

マーシャル安定度はこのような変形に対する抵抗性を表すもので、その試験は60℃にて実施します。

ご質問の荷重の載荷方向については、種々の文献にて報告されていますが、理論的に解釈することは困難であるというのが一般的な回答であると考えます。

安定度の規格値に付いては、経験値であるようです。

舗装試験法便覧512ページに詳しい記載がなされています。

排水性舗装路面において空隙に土等が入り空隙詰まりを起こした場合、強度的な懸念はあるのか。

空隙詰まりが直接の原因となって破壊を引き起こすとは考えづらいのではないかと考えます。

ただし、施工から空隙詰まりを起こすまでの期間、供用されていたわけですから、交通加重等による強度の低下は起きえていると考えます。

再生密粒度アスコン(13)において配合報告書で記載されていた設計針入度は50であった。

この混合物を確認試験したところ、針入度が55を示した。

針入度が5変わったわけであるが、このことで混合物の性状に問題はないのか。

設計針入度の調整は、再生混合物の配合設計時においてストレートアスファルトもしくは再生添加剤にて実施します。

この時の試料と、確認試験時の試料に変動があったため、針入度の違いが現れたものと考えられます。

変動した針入度5の取り扱いですが、再生プラント技術指針における規格値は40~60であり、今回の針入度55はその規格内に入っているため、強度等への懸念はないものと考えます。

交通量の多い道路において、改質アスファルトを使用する場合がある。

改質アスファルトもその種類は多岐にわたるが、その用途について知りたい。

改質アスファルトの種類と用途について記載します。

出典は、日本改質アスファルト協会発行の改質アスファルトポケットガイドです。

尚、下表以外にも排水性舗装用の耐久性をアップさせたようなものも存在します。詳細はメーカー等にお問い合わせください。

種類 用途
ポリマー改質アスファルト1型 すべり止め、耐磨耗、(耐流動)
ポリマー改質アスファルト2型 耐流動、耐磨耗、(すべり止め)
ポリマー改質アスファルトH型 排水性舗装、低騒音舗装
ポリマー改質アスファルト3型 耐流動
ポリマー改質アスファルト3型-W 橋面舗装
ポリマー改質アスファルト3型-WF 橋面舗装(鋼床版)高たわみ性
薄層舗装用改質アスファルト 薄層舗装
再生用改質アスファルト 再生混合物
熱硬化性アスファルト(エポキシ) 橋面舗装(鋼床版)、耐流動、排水性舗装
硬質アスファルト(天然アスファルト) 橋面舗装(鋼床版)

現場透水性試験において底部のパッキンから水漏れを起こす場合があるのではないか。

直接の回答になるか疑わしいのですが、排水性舗装技術指針95ページに、機能が低下した舗装面における試験の場合の記載があります。このような場合には、そのまま試験を続行するよう記載されています。

新設の場合には、水漏れは起こさないようにする必要があります。

地耐力の評価試験として、ポータブルコーン貫入試験を実施しているが、この試験が実情に即さない場合他にどのような試験があるのか。

良く似た試験に、スウェーデン式サウンディング試験や打撃により貫入させる簡易貫入試験等があります。

評価項目により、この中からご選定ください。

アスファルト混合物に混入している石粉が混合物中でどのような働きをしているのか具体的に知りたい。

石粉とは石灰岩または火成岩を粉末にしたものでフィラーとして使用されています。

このフィラーは、アスファルトの見掛けの粘度を大きくする働きと、骨材として混合物の空隙を充填する働きがあるといわれています。

天然のトリニダットレイクアスファルトにフィラーが入っていたのをまねて入れ始めたと言われています。

路床路盤の品質管理に用いる現場密度試験には、いわゆる注砂法と突砂法がある。

各々の利点を知りたい

試験法便覧には突砂法が記されています。(KODAN A1214)

また、JIS A1214には注砂法が記されています。

この2つの試験方法の違いを試験法便覧より抜粋すると

「注砂法を用いて試験しうる範囲は,最大粒径が約5cm以下の土に限られ,測定値も一般に大き目にでるといわれている。すなわち,注砂法は砂を一定の密度にする点では突砂法よりすぐれているが,複雑な形の穴では突砂法よりも砂が穴の隅々まで回らず,砂で置換される穴の体積が小さく測定されるため,土の現場密度が突砂法より大きい値になる傾向にある。」

とあります。以上を勘案されればよろしいかと考えます。

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